1988年ソウル五輪以来、36年ぶりにパリ五輪出場が決定したハンドボール男子日本代表。
お祭りムードの日本に、日本ハンドボール協会より残念な発表がありました。
ハンドボール男子日本代表４人が３月の代表期間中に協会が制定した行動規範に対する重大な違反をしたとして２人に１年間、２人に６週間の代表活動停止処分を下した。
1年間の活動停止になった2人はパリ五輪への出場は絶望的とのこと。
以前にも活動停止処分があったハンドボール男子日本代表。
いったい何があったのでしょうか？
今回の処分と合わせて詳しくお伝えしていきます。
ハンドボール男子日本代表規律違反で選手4名活動停止
2024年4月13日、日本ハンドボール協会は次のような発表をしました。
男子日本代表選手に対する処分について
公益財団法人日本ハンドボール協会は、当協会男子日本選手（４名）が2024年３月に実施した日本代表活動期間中に、当協会が制定した「日本代表としての行動規範」に対する重大な違反行為を行いましたので、当該選手に対して下記の処分を行うことを本日の臨時理事会で決定いたしました。
普段から応援して下さるファンの皆様、ご支援いただいている上部団体、ご協賛各社様に対して、期待を裏切る結果となりましたことを衷心よりお詫び申し上げます。
当協会としても大変遺憾であり、当該選手へのコンプライアンス指導の徹底、復帰プログラム研修を講じて参ります。また、他の選手に対しても、日本代表の誇りと責任を持った行動を徹底するように再度指導して参ります。
処分選手は誰？
男子日本代表４名（A選手、B選手、C選手、D選手）
規律違反となった違反行為は？
A選手、B選手
・代表活動期間中に深夜外出しての飲酒
・代表チーム外の第三者を宿泊施設に招き入れた
・規律違反に当たる行為に及んだ
C選手、D選手
・代表活動期間中に深夜外出しての飲酒等
・代表チーム外の第三者を宿泊施設に招き入れた
活動停止期間は？
A選手、B選手
2024年3月24日から2025年3月23日（１年間）
C選手、D選手
2024年3月24日から2024年5月4日（6週間）
合わせて、日本ハンドボール協会は、処分選手の個人名や規律違反内容に対して公表を控えると発表しています。
事案の性質、対象選手の反省の程度、対象選手が将来のある立場であることなどを総合的に考慮し、個人名および事案の詳細の公表は控えさせていただきます
「規律違反に当たる行為」が処分の重さ、活動停止期間の長さにあたることがわかります。
ただ、規律違反の行為には日本代表選手以外の第三者が関わっているため、公表は控えるということですね。
ハンドボール男子日本代表オリンピック出場停止の選手は誰？
規律違反を犯したA選手、B選手の2名の活動停止期間は、2024年3月24日から2025年3月23日（１年間）ということで、パリ五輪への出場は実質辞退となりました。
日本ハンドボール協会の意向で個人名は公表されていませんが、現在の日本代表選手は以下のとおりです。
ハンドボール男子日本代表チームは、オリンピック出場に導いたダグル・シグルドソン氏が2024年2月9日に電撃辞任しています。
そして、元代表監督だったスペイン人のカルロス・オルテガ氏が新監督に就任したことが発表されたばかり。
36年ぶりのオリンピック出場を前に落ち着かない中、他の頑張っている選手たちを思うと今回の規律違反はとても残念ですね。
ハンドボール男子日本代表不祥事！2015年にも喫煙で活動停止
ハンドボール男子日本代表は、2015年4月にも活動停止処分を受けていました。
2015年の違反行為は？
東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンター（NTC）で合宿中、選手8人が禁煙の宿泊エリアにて喫煙
2015年の処分は？
・NTCアスリートヴィレッジ利用禁止（3ヶ月）
・NTC宿泊利用禁止（無期限）
・代表活動停止（3ヶ月）
アスリートヴィレッジ利用規程違反ということですが、当時は3ヶ月という代表活動停止処分は厳しいのでは？という声が上がっていました。
ただ、NTC内では禁煙エリアでの喫煙が問題になっており、世間から注目される代表選手だからこそ、厳しい処分が下されたのかもしれません。
まとめ｜ハンドボール日本代表の不祥事！活動停止処分4名は誰？五輪も辞退！
今回は、ハンドボール男子日本代表の活動停止処分について、お伝えしました。
- ハンドボール男子日本処分の4名の個人名は非公表
- 規律違反の2名はパリ五輪出場辞退
- ハンドボール男子日本代表は2015年にも8名が活動停止処分
2024年7月26日に開幕するパリ五輪。
今回の規律違反は残念ですが、36年ぶりに出場するハンドボール男子日本代表選手の皆さんを引き続き応援します。
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